放射性廃棄物処理の問題

放射性廃棄物処理

日本では国内に再処理施設がないために、主にフランスに再処理を委託してきました。これまでに発生した高レベル放射性廃棄物の一部は過去7回に分けて日本に変換されています。青森県六ヶ所村に建設された、日本原燃株式会社「高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター」で保管しています。

 

六ヶ所再処理工場では

使用済燃料の受け入れをしているのは、六ヶ所村で燃料サイクル施設がすすめられているからです。
六ヶ所村核燃料再処理事業反対運動(ろっかしょむらかくねんりょうさいしょりじぎょうはんたいうんどう)として、原子燃料サイクル事業に対する反対運動が起こっています。

 

昔はドラム缶状の容器にコンクリート詰めにして、深海に投棄していたこともあったようです、、日本では、低レベルの放射性廃棄物を千葉県沖や相模湾などに投棄してきました経緯もあります。

 

再利用できない、高レベル放射性廃棄物は、ガラスにしてしまう。

使用済み燃料の95%は再利用できるそうです。再利用できない5%は、レベルの高い放射能を発するため、『高レベル放射能廃棄物』として扱われます。

 

高レベル放射性廃液と、ガラス原料をステンレスの容器に入れて、重さ500kgにもなる、ガラス固化体にします。ガラスの中に、高レベル廃液を入れているのではなく、ガラスそのものにしますので、安定した状態で処分できるとされています。
ガラスの状態になって管理されますが、至近距離だと数十秒で致死量を被爆する猛烈な放射能です。人は近寄れないので管理も全てリモート操作で行います。

 

「高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター」では、温度と放射能レベルを下げるため、30年〜50年保管しています。最終処分場が決定したら、地層処理します。最終処分場は、まだ決まっていません 。

 

 

NUMO(原子力発電環境整備機構)

2000年10月、高レベル放射性廃棄物の処分を具体的にすすめていく経済産業省の認可法人「原子力発電環境整備機構」(NUMO=ニューモ)が設立されました。

 

地層処理が選ばれる理由

 地表に比べて、地震や台風や雷などの自然現象を受けにくい、とされています。
 物質が変質しにくい、腐食しにくい、とされています。
 物質の動きが遅い、地下水の動きなどが遅いため、仮に地下水に溶け込んだとしても、岩盤で封じ込められることによって、地下水よりも遅くなるとされています。

 

カラス固化体にした、高レベル放射性物質を自然界と同じレベルにするまで、数万年要するとされています。

300m以上深い、頑丈な岩盤の下に放射性廃棄物を埋めた場合、数億年掛けても地上には出てこないとされています。

 

※アフリカの地下から「天然原子炉跡」というものが発見されました。これは今から20億年も前に、地下の天然ウランが自然に核反応を起こして放射性廃棄物に変わってしまったものなんですが、分厚い岩盤の下にあったため大規模な地殻変動(20億年の間には大地震どころか大陸自体が大幅に動いてます)に遭っても地上には放射能が漏れて来ていなかったという事実があります。

 

操業開始の目安を2040年後半に設定しています、処分場を決めことを慎重に行っているようです。まず生活環境から隔離し、徹底的に放射能廃棄物を遮へい、そして時間とともに放射能が弱くなる「減衰」が放射能廃棄物処分の基本的な考え方であるようです。

 

地震大国である日本で地層処分は安全と言えるのか、

地震が発生しても揺れの少ない、活断層と活断層の間に、最終処分場を検討しているようです。東濃地科学センターでは、地下に関して様々な研究がされています。

 

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